日記のページ2019

            

10月の日記


ホタテ貝


 10/17~10/31の間、
スペイン分割巡礼のため、
レッスンはお休みとなります。
ご迷惑おかけします。
毎年200キロづつ歩き、
800キロの巡礼路を4回で踏破する計画。
今回はその4回目で、目的地、
サンティアゴ・デ・コンポステーラに
ゴールする予定です。
スペイン巡礼路は、イベリア半島上部を
東から西に歩き、
ナバラ州、ラ・リオハ州、
カスティーリャ・イ・レオン州、ガリシア州という
4つの州(地域)を通過していきます。
今回歩くメインは、ガリシア州。
ガリシアは年間を通して穏やかな気候ですが、
降水量が少なくないので、
緑が豊かな地方でもあります。
去年、歩いたカスティーリャ・イ・レオンは、
果てしない乾燥高原(メセタ)だったので、
今年はまた違ったスペインの
表情を楽しむことができる。
そして、さらにぼくにとって喜ばしいのは、
ガリシアはカンタブリア海と
大西洋に面しているので、
魚介料理で有名なところ。
美味しい魚介料理にありつけると思えば、
長い道のりも足どり軽くなるだろう。
魚介の中でも、魚以上に貝類が好きだ。
そういえば、巡礼のシンボルはホタテ貝。
巡礼者はみな、バックパックにホタテの
貝殻をくくりつけて歩いています。
なぜ、そうなったのかは、諸説あるよう。

①イエスの12使徒であるヤコブが
エルサレムで断首され、
その遺体を二人の弟子が船に乗せ、
海をさまよい辿り着いたのが
サンティアゴ・デ・コンポステーラの地。
その時の船の底にホタテ貝が
びっしりはりついていた。

②ヤコブは布教中、
ホタテ貝を杖にぶらさげて歩いていた。

③ガリシア地方はホタテ貝が
たくさん捕れたので
巡礼者がそれを食べ記念に持ち帰った。

などなど、ちなみにサンティアゴと
ヤコブは同じ意味です。
サンティアゴはヤコブ(ヘブライ語)の
スペイン語表記。
大きなバックパックにホタテ貝をぶらさげて歩く
巡礼者の後姿は、
哀愁があってなかなかいいものです。
旅の模様はブログにて。

 


9月の日記


変わるもの、変わらないもの


 秋のクラシック部門演奏会、
無事終えました。
いつもの通り、第1部は独奏、
第2部はアンサンブル。
2部では、ぼくと生徒さんのアンサンブル、
生徒さん同士のアンサンブル、
ぼくのギターと生徒さんの朗読コラボ、
ドラム交えてセッション、
全体合奏とバラエティ豊かなものでした。
フィナーレで合奏した、
”フェリシダージ”という曲。
6月の日記でも書きましたが、
メロディーのリズムが非常に難しく、
”ここらへんはリズムが
ずれるんじゃないかなあ・・・”、と
不安な個所をいくつか感じながら
アレンジ楽譜を書いていたことを
思い出します。
しかし、結果としてはメロディーパートの
生徒さんたちの
努力のおかげで
息がピッタリ。
感動しました。
田中先生に参加してもらった
パンディロ(ブラジルの打楽器)に
ボトムを支えてもらったのもよかった。
他のパートの方たちにも感謝、
楽しいステージでした。
普段、クラシックギターは
独奏になりがちですが、
嬉しいことに、何人の生徒さんからもっと
アンサンブルをやりたいという声が、
ありました。
 クラシック音楽が上手に演奏できる人でも、
ブラジル音楽はなかなか
難しいものと思います。

リズムやハーモーニーなどにおいて、
いわゆる西洋の古典音楽にはない
ブラジル独特の個性があるから。
ブラジル音楽の勉強はおすすめです。
 
 来月後半(10/17~10/31)は、
スペイン分割巡礼のため
レッスンお休みさせていただきます。
フランスのサンジャン・ピエド・ポルから
スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ
までの巡礼路800キロ。
毎年200キロづつ歩き、
去年までの累計で600キロ歩きました。
今回は連続の4年目でやっと
ゴールにたどり着く予定。
 巡礼という言葉を辞書で調べてみれば、
ー聖地や霊場を巡拝する旅によって、
信仰を深め、
特別の恩寵(おんちょう)に
あずかろうとすること。
と、あります。
ぼくは、これまで3年に渡って巡礼者の
真似事をしてきましたが、
正直、ぼくの中で何かが
変わったという思いはありません
悲しいかな歩く前も、
歩いた後も何も変化のない自分。
ただ、迷いながら生きているということを
思い知らされてるだけの旅かも・・・。
今年は目的地である
サンティアゴ・デ・コンポステーラに
ゴールすることになりますが、やっぱり
自分に大きな収穫があるなんて
期待していません。
”なぜ歩く?”と尋ねられて、
答えられることといったら、
”美しい大自然の中を自分の
歩幅で歩けるから・・・”くらいか。
でも、それは謙虚であること・
感謝することに
続く道のような気もしています。







8月の日記


節度なきプログラム

 今年のお盆も、去年同様、
実家のある北海道まで走って帰りました。
バイクで。
東京から青森まで、
東北自動車道を700キロ北上。
その後、深夜のフェリーに乗り、
漆黒の津軽海峡を渡る。
約4時間で夜明けを迎えた
北海道の玄関口・函館に
到着しますが、これで終わりではありません。
そこから、実家の札幌までは
最短で300キロくらいですが、
日本海の海岸線を走りたいので、
わざわざ遠回りして400キロくらいを走る。
片道はゆうに1000キロを超えて、
休憩やフェリー搭乗時間を
含めた移動時間は
24時間ほどもかかってしまう。
高速料金、ガソリン代、
フェリー代金、時間代価、
食費などを考慮すれば

飛行機の方が安いでしょう。
つまり、これは合理的な移動方法では
ありません。
しかし、リスクもともなうこのような
不合理には
”美しい景色の中を自由に移動できる”
という合理性にはない
大きな魅力があります。
ぼくには、どうやら不合理な事、
手間のかかること、
遠回りなどを、好むという習性があるよう。
わざわざスペインまで行って、
巡礼路を毎年200キロ歩き続けているのも
この習性によるものに違いない・・・。

 恒例の秋のスクール演奏会
迫ってきました!
出来上がったプログラムを開いてみたら、
ルネサンスからバロック、印象派、現代もの、
スペインもの、ブラジルもの、タンゴ、シャンソン、
ポピュラー、映画音楽など。
クィーンの「ボヘミアンラプソディ」(2重奏)
なんてものまであった。
これは節度無視の楽しいライブになりそう。

今年も、ゲストは打楽器奏者の
田中寿人先生。
また美しいパンディロが聴けることでしょう。
恒例の全体合奏はブラジル音楽を
メドレー形式にアレンジしました。
この機会にブラジル音楽のリズムについて、
まとめたページを書きました。
興味のある方はこちらへ。


7月の日記


旅行貯金

 旅行するにもお金はかかるもので、
そのために貯金することは必要。
そして、お金の他にも必要なことがある。
それは”時間”。時間の捻出だ。
スペイン分割巡礼の旅も、
去年までの3年連続で
累計600キロ歩いたことになります。
フランスのサンジャン・ピエド・ポルを
スタートし、スペインの
サンティアゴ・デ・コンポステーラをゴールとする
全長800キロの道。
毎年、200キロ歩き、今年の秋はいよいよ、
そのラストスパートの200キロです。
なぜ、毎年200キロかというと、
ぼくがレッスンなどの仕事を
休んで旅行に行ける
最大が2週間、そして
日本・スペイン往復時間を差し引いた日数で、
歩ける距離がだいたい200キロだからです。
スペイン巡礼の旅は、
多くの人は40日くらいかけて
一気にやってしまいますが、
それが唯一のパターンと思わず、
分割巡礼というスタイルをとりました。
トータルでいえば、お金も時間も
余計にかかってしまいますが、
これがぼくの旅のスタイルです。
(ぼくは自由業とはいえ、
2週間以上休みをとってしまったら、

信頼を失い、あきらかに仕事はなくなって、
生活はできなくなってしまう・・・)

 この2週間のため、
時間の貯金をしています。
レッスンは基本、月4回で
5週目はお休みにするものですが、
この巡礼の旅の前後の月は
長期間にわたって、
なるべくこの5週目もお休みせず、
レッスン回数貯金をします。
やはり、レッスンというのはあまり間を空けず、
定期的に通った方がよいと思います。
生徒さんにはご迷惑をおかけしますが、
お許しください。
しかし、教える側の人間が
旅をすることによって、
人生を深めたり、
伝えることが増えるたりすることは
生徒さんにとっても利益のあることに違いない。
と、長期休講の口実をひねりだしつつ・・・。

 上図が今回、歩く場所です。
(ラバナル・デル・カミーノ→
サンティアゴ・デ・コンポステーラ)
去年はカスティーリャ・イ・レオン州の
ラバナル・デル・カミーノで3回目の旅を終え、
そこが、今年のスタート地点。
旅はやがて、ガリシア州へと歩みを進め、
ゴールのサンティアゴ・デ・コンポステーラに至る。


6月の日記

リオの想い出


 恒例の秋の演奏会(クラシック部門)、
今年は9月7日(土)となりました。
場所はいつもお世話になっている
府中中央文化センターひばりホール。
出演の生徒さんとは春に
独奏の選曲相談をし、曲決め、
そして約半年かけて譜読み、練習、
弾きこみと本番に向けて仕上げていきます。
フィナーレの全体合奏は
映画「黒いオルフェ」から
ルイス・ボンファの”オルフェのサンバ”と
ジョビンの”フェリシダージ”を
メドレー形式にアレンジしました。
どちらもブラジルらしい
躍動感あふれる美しい曲ですが、
メロディーのリズムが難しい!
ブラジル音楽によく使われるリズムは
”タタータ”というリズム。
(ヒコーキのリズムと覚える)
このリズムが出てこない
ブラジル音楽はないと思います。


1拍を4等分した16分音符の
どの部分を弾くのかというと
①、②、④の部分。


フェリシダージは
この”タタータ”のリズムが連続し、
かつタイによって拍のアタマが
抜けるパターンが多い。
このようなフレーズはちょっとでも
集中力が落ちてしまうと
拍のフレームから落っこちてしまう
可能性が高いのだ。
スリリングですが、アンサンブルの呼吸があえば
これほど楽しいことはない。
本番にむけて、リハーサルをがんばっていこう。



 「黒いオルフェ」のストーリーは
ギリシャ神話をモチーフとした、
まさにラブストーリーの
典型みたいなものですが、
音楽が素晴らしく、また舞台である
リオデジャネイロの景色の
美しさも印象深い。
ブラジル音楽が大好きで、
かつて2年連続でブラジルを
旅したことがありますが、
コルコバードの丘から見下ろしたグアナバラ湾へ
続くリオの街の壮観が今も忘れられない。

     
     


5月の日記

iPhone、おまえもか


 今まで3年半ほど使ってきたiPhone 6sを
最新のiPhone Xrに機種変更した。
使用上の不具合や、
故障があったわけではありませんが、
ここ1年くらいバッテリーの減りが激しく、
それが煩わしっかった。
特に冬の寒い時期は、朝フル充電し、
ほとんどアプリを起動していないのに
外出したら半日も、
もたないということもしばしば。
(バッテリーは寒さに弱い)
アップルストアに行って、
専門スタッフに相談してみましたが、
バッテリーを交換しても、
改善するかは保障できないと
言われてしまいました。
その一因として、新しいアプリは
新しい機種に合わせて作っているので、
古い機種で最近のアプリを
使用したりすると、
電力消費が大きいとか。
ほー、そーなんですか・・・という印象。
 今のiPhoneが壊れたわけでもないので、
なんだか後ろめたい気持ちもありましたが、
機種変更をすることにしました。
そのついでに料金プランも見直し。
そもそも、機種代金支払いも終了しているのに
スマートフォンの通信料だけで
毎月1万円ちょっととは高いような気がしていた。
それで、長年お世話になってきた
大手キャリアの窓口に
相談してみたら、
「みなさん、それぐらい払ってますよ」
と、軽くあしらわれて、
さらにう~むと唸ってしまった。
そうか・・・、そんなものなのか?
世の中、いろんなものが、
少しづつ、じわじわと値上げされてくると、
いつの間にか、感覚は麻痺し
異常なものが普通と思えてき・・・、
見えざる何かに翻弄されているように
思えてきた。
消費税をはじめ、社会保険料等にも、
じわじわと値上がりする恐怖を禁じ得ない。


 そして、iPhoneもその例外ではなかった!?
左がiPhone4(何年前に使っていたのだろう?
引き出しの奥から出てきた)、
中央がiPhone6s、そして右が今回、
購入したiPhoneXr。
じわじわと大きくなっているのは
感じてはいましたが、
驚くべきはスクリーンの大きさ!
昔のiPhoneは、本体に対する
スクリーン面積がずいぶんと
小さかったのですね。
偶然、三世代揃ったので、
とりあえず記念撮影でもと思ったら、
目の当たりにして、びっくり。
最新機種は数年前のものより
明らかにスクリーン面積が
倍(以上?)になっている。
まあ、近年、老眼で目が悪くなっているので、
これはよいじわじわということにしておこう。

 結論
今回、これまでの大手キャリアは解約し、
格安SIM会社と呼ばれる新キャリアと
契約しました。
新しい機種代金はもちろん発生しましたが、
通信料はこれまでの半分以下に
おさえることができました。
何事も、現状が当たり前だとは
思わないようにしたいものです。





4月の日記


ブルースを弾きながら


 春の恒例、ライブ&セッションは
満員の盛況でした。
出演者、お客様、スタッフのみなさま、
ありがとうございました。
春はエレクトリック系ライブ、
秋はアコースティック(クラシック)系演奏会が
スクールの行事サイクルとして定着してきました。
(その他、小規模サロンコンサートや
忘年会ライブなどもあります)
今回のライブには、
中学3年生の女子・Kちゃんも
初出演してくれました。
Kちゃんは5歳からぼくのスクールで
クラシックギターを習い始めましたが、
中学生になってからは、
クラシックと並行してエレキギターも
始めました。
現在、レッスンも両方、受けています。

クラシックの演奏会では小さいころから
たくさんステージに立ってきましたが、
ロック系のバンドでスポットライトを
浴びるのはこれが初めて。
友だちであるヴォーカルの女の子Iちゃんも
参加して2曲披露。
ぼくもサイドギターで一緒に演奏した他、
キーボード、ベース、ドラムは
大人のサポートメンバーが
務めましたが、そんな中、
彼女たちは物怖じすることなくはつらつとした
パフォーマンスを見せてくれました。
2曲とも彼女たちのリクエストで、
テンポも速く難しいものでしたが。
Kちゃんがギターをはじめた頃は、
とても小さかったので子供用ギターでも
通常のフォームでは弾くことができず、
ギターを膝の上に寝かせて
レッスンを受けていました。
そんな彼女も今では最後のセッションで
ブルースのアドリブを
大人たちに交じって弾くまでに成長しました。
今回のセッションはホストバンドがずっと
ブルースのバッキング(伴奏)をし、
その上でアドリブ奏者が
入れ替わっていくというスタイル。

 何事もひとつのことを続けるというのは
たいへんなことですが、また尊いこと。
ステージの上で、生徒さんたちの
ブルースのバッキングをしながら、
そう感慨深く思うのでした・・・。







3月の日記


春のライブ


 来月から、新元号になるそうです。
昭和、平成、そして新元号・・・。
3つの時代を生きることとなり、
ぼくもしっかり、おじさんとなりました!
平成になった時は、
たしかちょうど二十歳で北海道から
東京に出てきて、新聞配達をしながら
音楽学校に通っていた頃です。
小学生の頃から漫画を描いていて、
将来は
漫画家か、アニメーターになろうと
固い決意を持っていましたが、
中学生でエレキギターに出会い、
あっさり方向転換・・・。
高校時代は、ギターの練習と
バンドに明け暮れ、
卒業時は誰にも(親にも)相談せず、
東京の音楽学校に新聞奨学生として
入学することにしました。
新聞奨学生の制度とは新聞販売店に
住み込んで配達・集金・セールスなどの
業務をするかわりに、
学費を全部賄ってもらうという制度です。
まあ、親から音楽の道に進むことに
同意をえられなかった以上、
家出同然で東京にやってくるしか
なかったわけです。
朝三時半に起きて朝刊配って、
学校行って、夕方には夕刊配って、
そして夜は集金・セールスの毎日。
つらかったですが、学校や奨学金制度を
途中で辞めればそれまでの奨学金は
返済しなくてはならないので必死でした。
(決められた年数で学校を
卒業すれば返済義務はなくなります)
若かったからできたんでしょうね。
正直、その頃は寝る時間も
ほとんどなかったので、
音楽の勉強をしたというよりは、
勉強の仕方を勉強したといった方が
いいかもしれません。
それでも、東京に来るまでは、
独学だけでレッスンというものを
受けたことがなかったので
大きな収穫がありました。
そしてギター修行の道は続き、
時の流れははやい・・・、
平成も間もなく幕を閉じます。

 来月は恒例、春のスクールライブです。
4/27(土)、日野のSoulKにて。
八王子でギタースクールをスタートさせて20数年。
発足当時からクラシック(アコースティック)系の
発表会は毎年続けてきましたが、
エレキの生徒さんも少なくないので
5、6年前から始めたエレクトリックライブ。
クラシックギターは1人で
完結(独奏)できますが、
やはりエレキギターはどちらかといえば
アンサンブルの楽器。
練習しているが、ドラムや
ベースなどのメンバーとあわせる機会が
なかなかないという人のための
ライブでもあります。
足りないメンバーはぼくが、依頼・調整。
いつも楽しいライブになります。
セッションコーナーもありますので、
お気軽にいらしてください。


2月の日記


ギターを楽しみたいなら、やっぱりコード

 ぼくは、こどもの頃から
鼻づまりの傾向があり、
両方の鼻がすっきりと通っているいると
いう記憶はあまりありませんでした。
(一年中常に、左右どちらかの鼻の穴は
つまっている状態)
なので、スギ花粉が極端に本州より少ない
北海道から上京してきてから数十年・・・。
なんか春先に鼻が調子悪いといっても、
元来そういう体質と信じ、
自分が花粉症であるという自覚は
全くなかった。
いや、正確に言うと、認めたくなかった。
しかし、ここ数年、鼻の調子に加え、
くしゃみが止まらない、
目がかゆいなど、
春にあらわれる症状を総合的にみると、
やはり自分は立派に花粉症の人間なのだと
認めざるを得なくなってしまった・・・。
それでも、確実に春が
近づいてきているということなのだから、
嬉しいには違いないのですが。
 近年のぼくのスクールでの大きなイベントとして
秋のクラシック系演奏会と、春のエレキ系ライブが
ルーティーンとなってきました。
今年の春のライブは4/27(土)、
毎年お世話になっている日野のSoulKです。

 バンドなどでは、派手なソロを
とる以上にギターにとって
大切な役割はバッキング(伴奏)です。
強力なリズムを打ち出したり、
クリーントーンでアルペシオ、
ヘヴィなサウンドのリフなど、
ギタリストに求められるテクニックは
バッキングにおいても実に多い。
やはり、そこで身に着けておきたい
能力としては
コード(和音)に強くなっておくこと。
(できれば初見でもコードネームを見れば、
ある程度弾けるレベル)
ライブでたくさんの曲を
覚えなくてはいけないのに、
いちいちコードフォームを調べるために
コードブックを開いていたのでは、
時間がかかって疲れてしまう。
必要性を痛感して、
気合を入れて勉強すれば、
数ヶ月でかなりのレベルに達すると思います。
ただし言語と一緒で、
ある期間一生懸命、勉強していても
長期間その言語を喋らないでいると確実に
スキルは落ちる。
研がない包丁は切れなくなってしまうのだ。
ぼく(わたし)はクラシックギターだから、

「コードは関係ないもんね」とは言わずに
アンサンブルを楽しみたいなら、
コードに強くなっておきましょう!
(ホントはクラシックをやっていてもコードの知識は
演奏表現に影響するので必要)

コードを覚えるには
このページを参考にしてください。

便利なコードフォーム一覧
指板上の音を覚える




1月の日記

サーバー移転


 新年のサロンコンサートは
ギターソロ、デュオ、ヴァイオリン、
歌ありの楽しい演奏会でした。
後半は、いつものように飲み会に突入。
小さいサロンですが満席となり、
賑やかな夜が更けていきました。
ありがとうございました。

 このホームページを立ち上げてから
16年たちました。
その間、ホームページ作成ソフトもいくつか、
使ってきましたが、
サーバーの移転経験があったか、
どうも記憶にない。
サーバーとは、ホームページなどを、
設置するインターネット上の
スペースのことです。
サーバーを運営する会社と契約して、
スペースを借り、
アドレスを取得することによって、
はじめて誰もがアクセスすることのできる
ホームページを運営することができます。
 長らく、利用してきたサーバーがこの3月で、
サービス終了とのことで、
サーバーを引っ越ししなくては、
ならなくなった。
現時点(1月末)で、移転はほぼ済みましたが、
去年末からの、どのサーバーが
よいのかのリサーチ、契約、

転送設定、実際の転送作業と
なかなか苦労しました。
サイト(ホームページ)の転送はソフトウェアが
一括でしてくれるとはいえ、
クリック1発で、アップロード完了!
なんて甘いことは当然なかった。
普段やる更新作業とは異なり、
今まで使ったことのなかった
サーバーへのサイト丸ごと引っ越しは大仕事。
設定上の問題が山積みだった。
なにしろ、ぼくはコンピューターとの
付き合いこそ長いが、
すべて独学なので、実はわからないことだらけ。
ですから、”サーバー移転”しなくては
ならないと知った時、
それからのやらなくてはならない作業を
想像したら、軽く眩暈がした。
実際、新サーバー会社への質問メールは
何度送ったことだろう。
ホームページのソフトウェア会社にも
数回、電話した。
インターネットで、関連記事を探したり、
Youtubeで解説動画を見たりと、
方々、手をつくしてなんとか、
ゴールにたどり着いた思いです。
まだ細かい直し、調整は残っていますが・・・。

 この機会にホームページを
全面リニューアルとも考えましたが、
ギター講座や旅行記が膨大な情報量に
なってしまったので、
とりあえず、今のホームページをしばらく維持しつつ、
リニューアルバージョンも
作っていこうかと思っています。

新しいホームページアドレスは
https://hiroshiguitar.com/
と、なります。
3月末までは、現ホームページアドレスと
重複公開となっています。



2018年の日記

12月の日記


余り物にも福はある

 レッスンでは生徒さんに、
なるべく自分の好きな曲を
選んでもらっています。
もちろん、誰もが避けては
通れない基礎練習課題や、
練習曲と並行しながら。
好きな曲=弾ける曲とは、
必ずしもいえない場合もたくさんありますが、
「この曲は難しいから、
今はまだやめておいた方がいいよ」とも、
ぼくは、あまり口にしたくない。
(たまーに言うけど・・・)
楽曲を演奏するのに、”難しい”という要素は
ほんとうに多岐にわたります。
長期間の鍛練を必要とする技能の不足、
テンポが速い、指の過度なストレッチ、
運指、ポジション移動、
複雑な楽譜や和声、etc・・・。

 技能の習得はやはり、
一定時間を必要とします。
単調ではあるけれど、繰り返し練習を、
長時間やることによって、
量を質に変化(昇華)させるのは、
スポーツなどと同じ。
 でも、今の自分には無理かな・・・
と感じる難しい曲も、
やってみていいと思います。
1曲1曲、少しづつ難易度の
上がっていくような練習曲集も、よいですが、
バーンといきなり難曲に
チャレンジするのもありかと。
難曲が、自分を引き上げてくれることもある。
それが、大好きな曲なら、
多少の苦しみも喜びに転化させることが
できるはず。
足りないものを痛感させてくれるし、
楽譜を真剣に読むことによって自分に
合った指使いや、
ポジションを熟考するようにもなる。
(印刷された楽譜の運指や
ポジションを鵜呑みにして、
他にある可能性を探らない人も実に多い)
完璧ではなくとも、創意工夫で
音楽の本質にふれようとするポジティブな姿勢が、
最も大切なことかもしれません。
 料理もそう、レシピ通りの材料が
揃っていなくても冷蔵庫の余り物で
代用できないか考えることによって
新しい発見があったり、
時にはレシピ以上の美味しい料理ができたり。
なんか、音楽って料理に似ているなあ・・・、
とつくづく思います。
つくってはいけない料理なんて、ないんだ!

 来月、1月20日は、
スクールで新春のサロンコンサートです。
音楽も料理のように、みんなでシェアしましょう!
プレイヤー募集中、お気軽に参加ください。
パエリア、ダッチオーブン料理を予定しています。
聴くだけも歓迎。





11月の日記


ギターは癒しの楽器?

 ギターをバックパックにくくりつけ、
旅してきました。スペインを。
分割巡礼も3回目。
これで累計600キロを歩いたことになります。
巡礼の道は、スタート地点である
フランスのサンジャン・ピエド・ポルから
ゴール、スペインの
サンティアゴ・デ・コンポステーラまで
全長800キロ。

 日本からスペイン・マドリードへは
飛行機でおよそ20時間。
そして、マドリードから巡礼の道の
途中の出発地(去年のゴール)、
今年のゴールからマドリードへの
バス移動、列車移動など
差し引くと、旅のために
確保した2週間のうち、
実質歩けたのは8日間になります。
1日平均25キロ歩き、
合計200キロとなった。
マーチンのバックパッカーという
旅行用ギターは
ケース込みで2.8キロ。
長距離を歩くならば、
少しでも荷物の重量は減らすべきだが、
やっぱり、ギターは持っていって
よかったと思う。
毎日、アルベルゲという
巡礼者用宿泊施設に泊まる。
部屋には大小あるけれど、
男女一緒になるのは当たり前、
そこに無骨な2段のパイプベットが
並んでいるというのが、
公営アルベルゲの平均的イメージだろう。
値段は1泊、1.000円前後。
私営アルベルゲもたくさんあり、
公営よりちょっと高くなる分、
新しい建物で、より快適になる。

 ぼくは、ほぼ毎晩これらの
アルベルゲでギターを弾いていた。
巡礼者たちが、くつろぐサロンで、

はじめは邪魔にならないように
さりげなく演奏する。
誰も聴いていなくてもいい。
でも、誰かが聴いているものだ。

(こういう時は、ルネサンス音楽や
バロック音楽が合うような気がする)
そのうち、
「そのギターはおもしろい形をしているけど、
なんていうギター?」
「今の曲はなんていう曲?」
と、必ず質問してくる。
巡礼を始めて2、3日、
そんな事を続けていると、
「昨日、あなたのギターを聴いたわ。
美しい音楽だった」
「今夜も弾いてくれるかい」
など、日中歩いてバルに立ち寄ったりすると、
声をかけられるようになっていた。
サンティアゴ・デ・コンポステーラを
目指して歩く旅人は
世界中からたくさんやってくる。
人間の歩く速度にはそれほど大差がないので、
勝手気ままに歩いていたとしても、
バルやアルベルゲで何度も
同じ人に遭遇し、自然と顔見知りが増えていく。
妙に盛り上がった夜は、
ぼくのギター伴奏で大合唱になったりもした。
レナード・コーエンの「ハレルヤ」は、
みんなが知っていてこの旅に
ぴったりの曲。

 ギター演奏のおかげで、
一瞬でいろんな国の人たちと
打ち解けることができる旅でした。
言葉が、通じなくても、
音楽に国境はないことを再認識。
いろいろ、お褒めの言葉をいただきましたが、
一番嬉しかったのは、
「あなたのギターで癒されました」
疲れた旅人のわずかな
一助にでもなっただろうか・・・。
それだけでも、ギターを持って行ったかいがある。
この巡礼は「旅のページ」でレポート更新中です!



10月の日記

星の野


 ここ15年くらいは、毎年、
少なくとも年1回は必ず
海外に旅している。
東南アジアだったり、南米だったり、
ヨーロッパだったり・・・。
今年は間もなく、スペインの旅へと出発する。
今回は3年連続のスペイン。
スペインは、もちろん大好きだが、
今まで3年連続で、
同じところへ行くということは
なかったと思う。
数年前に、ブラジルにハマって
2年連続で通ったりもしたが・・・。
(地球の裏側は遠い、
お金も時間も体力も必要なのだ)

 実は、この3年連続スペインの旅は
来年も続く。
なぜなら、全長800キロにも
及ぶ巡礼の旅の一歩を
2年前に踏み出してしまったからだ。
この巡礼の道には、
世界中の人たちがやってくる。
信仰をもつ人も、もたない人も・・・。
1度の旅でこの道を踏破するには、
毎日20~30キロ歩いたとしても、
平均40日ほどかかる。
ぼくが、もし40日も休暇を
とってしまったら、その間に
教室の生徒さんも去り、
諸々の仕事もなくなって、
生きていけなくなるだろうなあ。
経験則から、スケジュール調整して
ひねり出すぼくの最長の
連続休暇日数は1年に1回、
2週間というペースに落ち着いてきた。

 1年に200キロ歩き、
それを4年続けることによって
全長800キロを踏破する分割巡礼の旅。
スタート地点は、
フランスのサン・ジャン・ピエド・ポルで、
イベリア半島上部をカンタブリア海に
沿うように西へ西へと進路をとる。
ゴールはスペインの
サンティアゴ・デ・コンポステーラ。
サンティアゴとは、イエス・キリストの
十二使徒の一人のことで、
ヤコブのスペイン語読みになる。
実は、コンポステーラという言葉は、
スペイン語辞典にはのっていません。
訳として「星の野」など、諸説ありますが、
「お墓」という訳が一番近いように思います。
つまり、直訳すると
サンティアゴ・デ・コンポステーラは
「ヤコブのお墓」。
ヤコブのお墓が9世紀に、
見つかった場所だからです。
でも、Compus stellae(星の野)の響きは
素敵ですね。
 
 秋のスペインを歩く。
そこには色づく野山、葡萄畑、オリーブ畑、
いたるところにたわわに実る
食べ放題のイチジク、
奇妙な形をした岩石群、
赤茶けた荒野、プラタナス並木etc・・・
が、巡礼者を飽きさせないかのように、
様々な表情で眼前に現れては消えていく。
そして、1日歩き続けて、クタクタになって
たどり着いた小高い丘の上にある小さな町。
宿(アルベルゲ)にチェックインし、
シャワーを浴び、荷物を整理したり、
日記を書いたり。
空腹に気づいてバルとワインを求めて、
その小さな町の細い路地を
散策してみれば、
わずかな人家の灯りの他は、
もう暗闇と静寂の世界。
ふと見上げた夜空は、澄み切って、
まさにそこは「星の野」のようだ。



 スペイン巡礼の魅力はいろいろある。
美しい大自然との一体感、
スペイン人の陽気さや優しさ、
目にも美しいスペイン料理の
ヴァリエーション、
安くて美味しいワイン、
いろんな国の巡礼者との出逢い、など。
と、いうわけで、
旅立たないわけには、いかないのです。
10/24~11/6の間、休講となりました。
スミマセン・・・。




9月の日記


生誕記念に


 今年も多くの方々に助けられ、
秋の教室演奏会、無事乗り切りました。
第1部は、ギター独奏。
第2部ではクラシックに、こだわらず、
ぼくと生徒さん、生徒さん同士、
またはギター以外の楽器との
コラボなどもやっています。
今回は初の試みとして、
女性生徒さんの詩の朗読と
ぼくのギターの演奏との組み合わせに
チャレンジしました。
テキストは、佐藤春夫の”秋刀魚の歌”、
茨木のり子の”夜の庭”という2篇。
これら2つの作品、
この生徒さんが選んでくれましたが、
どちらも、深まる秋にぴったり、
人生のペーソスあふれる素敵な詩です。
ギターでの伴奏曲は1つめの作品は、即興。
2つめの作品は、ブローウェルの
「11月のある日」と
マリアージュしてみました。


 即興にせよ、既成の曲にせよ、
音楽にはやはり
フォーマットや、フレームというものが、
根底にあります。
メロディーや、コード進行も、
ただ闇雲に弾いているわけではなく、
なんらかの目的地にむかっている。
どんな小さなストーリーにも、
必ず結びが、あるように。
そして周期をもって、それらは繰り返され、
展開し、大きな物語となる・・・。
 朗読にも、もちろんリズムは大切ですが、
楽譜を読みながら弾く音楽より、
より自由に大胆で、あっていいと思う。
間も大切で、メトロノーム的に
きっちりしたものだと、
むしろ、つまらないかもしれない。
 そんな朗読にぴったりと寄り添うように
伴奏をつけていくのは、
なかなか難しいですが、興味深く、
また楽しい。
譜面台に置いて、目線が追いかける先は
音符ではなく、詩の文字。
うまくフォーマットを守りながら、
伸び縮みするフレームに
呼吸をあわせて音楽を
落とし込んでいきます。


 恒例、フィナーレの全体合奏では、
”コーヒールンバ”を演奏。
今年もマルチ打楽器奏者の
田中先生に来てもらったので、
フィナーレの前に、ラテン音楽のリズムの
レクチャーコーナーをつくった。
コーヒールンバを、ジャズ風、キューバ風、
ブラジル風とアレンジし、同じ曲でも、
リズムのコンセプトの違いによって、
いかに異なる印象を与えるかを、
ドラムセットや
ティンバレス(キューバの打楽器)、
パンディエロ(ブラジルの打楽器)などで、
実演してもらった。
なかなか、ギターの演奏会では聴けない
迫力満点のラテン楽器、
そしてディープなリズムの話にも
触れられる貴重な1日となりました。
 今年は、田中先生の生誕60周年。
11月に、八王子での記念ライブを企画しました!
絶品の音色のシンバルワークや、
美しいパンディエロが間近で体験できます。
是非!!
http://butcher.y2records.com





8月の日記

目的より手段

 8月上旬に、久々のロングツーリングに
いってきました。
相棒はスズキの
ビックスクーター・スカイウェイブ250。
目的地は北海道の札幌。
タイヤも、オイルも交換完了、
シートバックやバイク用ブーツ、
ヘルメットまで新調して、いざ北に向かって出発だ!
と、思いきや天気予報では台風が関東に接近、
しかも、その後のコースは太平洋側を
ゆっくり北上していくというではないか。
まったく、ぼくの旅と同じスケジュール。
嵐の中、東北自動車道をカッパを着込んで、
トロトロと慎重に走っていくのか?
迷った末、遠回りになるが、
今回は東北自動車道の利用はとりやめ、
いったん関越自動車道で新潟までぬけ、
それから日本海側を北上することにした。
日本海側であれば、台風の影響は少ないそうだ。
日本海の美しさを楽しめるなかなか
よいコースですが、東北自動車道より
走行距離が増える上、
高速道路以外の下道もけっこう利用するので、
一気に走るとなると、けっこうしんどい。
およそ800キロを、食事と給油、
トイレ休憩以外は、
ほとんどバイクから降りることなく青森まで走った。
当初のコース予定を変更したおかげで
雨にあたることはなかったが、
朝10時半に出発して、
青森のフェリー乗り場に到着したのが
深夜の0時半。
14時間、ぶっ通しで走ったわけだ。

 深夜の津軽海峡には反射するものがなく、
もちろん黒かったが、
おだやかであるのはわかった。
北に向かう船はどうして、
こんなにも郷愁漂うのだろうか・・・。
青森2:40発、函館6:00着のフェリーに
バイクとともに乗り込む。
これでやっと人心地つける。
上階へ続く階段が見える、
吹き抜けのエントランスのソファーに腰をおろし、
家から持ってきた残り物の
赤ワインをマグカップに注いで
ちびちびやりながら、しばらく、
出発してからここまでの
遠い道のりを回想してみた。
深夜便のため、人も少なく、
雑魚寝のスタンダードルームでも
広々と足をのばして横になることができる。
そして、下船アナウンスの
流れる5:30までの2時間、泥のように眠った。
こういう時に、眠りというのは、
長さではなく、質だと実感する。
14時間、走り続けて疲れ切ったからだ、
長時間の運転でバイクから降りても左手が
ぼんやり痺れた感覚がしばらく残る・・・。
しかし、このような状態だからこそか、
たとえ2時間でも、
普段できないくらいの深い眠りに落ちた。


 寝起きは、ぱっちり。
6:00にいよいよ、北海道上陸。
あいにくの曇り空だが、
体力、気力も十分チャージされたので、
ゆっくり楽しんで実家のある札幌まで走ろう。
最短で行けばいいものを、北海道に来れば必ず、
神威岬の透き通る悲しげな海の青が見たくなる。
遠回りになるが、
これは長万部(おしゃまんべ)から、
躊躇なくハンドルを左方向に、
そして日本海へ抜ける道を選ぶ。
どうも、遠回りばかりする旅となってしまった。
温泉に入ったり、温泉にiphoneを
忘れてきてしまったと思い込んで
20キロくらい引き返したり
(結局、シートバックの
ポケットに入っていたのだが)と、
実家に着いたのは、
午後7時をまわっていた。
昨日と今日、いったい、
どれだけ走ったんだ!?
距離にして優に1.000キロは越えている。
運転時間はフェリー乗船以外は
ほとんど走っていたので、
およそ30時間にも及ぶ。
しかし、そういえば、
今回の帰省の目的はツーリングではなく
父の7回忌の法事のためだったのだ。
目的より、手段が優先してしまった、
ちょっとアホで無謀な旅でした。
もちろん、東京に帰るのもバイク自走でした。
父よ、すみません。





7月の日記

わざわざ、面倒なことを 

 異常に暑い日が連続する7月です。
今年の8月はどうなることやら・・・。

スクール恒例の秋の演奏会も
近づいてきました。
はやめに暗譜して弾きこみに時間をかける人、
ラストスパートで力を発揮する人、     
生徒さんそれぞれの本番に
対するアプローチがあるので興味深い。
ぼく個人としては、はやめに
分析や運指を決めて、
弾きこみ状態に入れる方が、
精神衛生上よい。
日々、誰もが複数のタスクを
同時進行させていかなくては
生きていけないからこそ、
はやめはやめの行動は大切。
(わかっちゃいるけど、なかなかできない・・・)
9月1日の本番にむけては、
チラシ作成、プログラム作成、
アンサンブルのリハーサルという
段階にはいってきました。
毎年、フィナーレで演奏するぼくの
オリジナルアレンジ。
今年は「コーヒールンバ」にしました。
なるべく、演奏経験に関わらず、
誰もが参加し、楽しめるアレンジを
心がけました。
クラシックギターのソロ、
アンサンブルの他に
パーカッション、鍵盤ハーモニカ、
ヴァイオリンとの
アンサンブル、ギターと朗読など、
バラエティ豊かなプログラムと
なっています。




 
 はやいもので、
この夏は父の七周忌にあたり、
実家で法事があります。
今年のはじめに、10 数年ぶりに
バイクを買ってバイク乗りに
返り咲いたので、実家の札幌まで
自走して帰省することにしました。
東京から青森まで東北自動車道を
ひた走り、そこからフェリーに
バイクを積んで、函館まで。
そして函館から、再び自走という
片道約1.000キロの行程。
飛行機で帰れば、時間もかからず、
簡単なことなのに、
わざわざこんな旅をする・・。
面倒くさいこと、忍耐強く時間の
かかることが、意外と好きです。






6月の日記


こんなギターもある


 今年も、スペイン巡礼の旅に出ることにした。
フランスのサン・ジャン・ピエド・ポルから
スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの
全長800キロの巡礼の道。
1回(2週間)で200キロ歩き、
それを4年続けることによって、
全行程を踏破するという算段。
今年は、その3回目。
この旅では、前回のゴール地点が、
つまり次回のスタート地点となるわけだ。

 旅に出てギターを弾きたい時に、
弾けないのは淋しいもの。
それで、トラベル用ギターというのを
いろいろ探していて、このギターを見つけた。
マーチンのバックパッカーというギター。
マーチンといえば、スティール弦の
フォークギターばかりと思っていましたが、
これはなんとナイロン弦仕様の
クラシックギタータイプです。
フレット数は、15フレットとやや少なめですが、
握った感じはノーマルなクラシックギターと
ほぼ、かわらないところがいい。
ボディーは小さい分、
表面は単板になっているため、
けっこう音量も出ます。
ぼくは、ソロギター演奏は、
やっぱりクラシックギターがしっくりくる。
唯一かつ、最大のマイナスポイントは、
ボディー部の重量が少ないので、
相対的にネック側の方が重たいこと。
トラベル用という目的があり、その構造上、
仕方ありませんが・・・。
そのバランスはとても極端なものなので、
楽器を持って、いつも通り弾こうとすれば、
ネックの先端がずーんと、
地面に向かって傾いてしまいます。
ですから、ストラップで肩からかけて、
体にフィットさせないと演奏は不可能です。
(でも、なんだか憎めない、かわいいギターです)

 毎日、20~30キロ歩く旅。
スペインの野山を歩き疲れたら、
そこに腰をおろして
おもむろにギターを弾こう・・・。
バル(食堂)のテラスで、青い秋空の下、
ビール片手にギターを弾こう・・・。
アルベルゲ(巡礼者用宿)での夜には、
疲れた巡礼者のためにギターを弾こう・・・。

 ぼくの旅の荷物は、大きなバックパック。
そしてそれに、ギターが
追加されることになりました。




5月の日記

3度目の巡礼

 恒例の秋のスクール演奏会の選曲も
ほぼ決まってきた時期です。
本番は9月1日、
府中中央文化センターひばりホール。
構成は第1部が独奏で、
第2部がアンサンブルとなっています。
演奏会のフィナーレでは、
全員参加型のアンサンブルもやります。
毎年、この選曲には悩みますが、
今年は、コーヒールンバに決定。
やっと、4パートからなるオリジナルアレンジも
完成しました。

 今年で、3年連続。
スペイン巡礼の旅に行くことにしました!
全長800キロの行程を1年に1回200キロ歩き、
4年かけての踏破を挑戦中。
10月末から11月のはじめにかけて、
きっかり2週間(スペイン、日本の往復時間含め)。
このための、飛行機予約を完了しました。
下図はスペインの位置するイベリア半島と
イベリア半島北部を拡大したものです。
巡礼の道は、フランスの
サン・ジャン・ピエド・ポルを
出発地点とし、ゴールはスペインの
サンティアゴ・デ・コンポステーラ。


 日本・スペインの往復時間を差し引くと、
実質歩けるのは10日間くらい。
この間、ひたすら毎日、20~30キロ歩く旅だ。
ぼくは、毎年この時期にスペインを訪れるが、
秋の入り口といったところで、
朝晩は日に日に、肌寒くなる。
しかし、雨は少なく、深まりゆく秋の山々と
澄み切った青空が続く、
巡礼にはベストシーズンでもある。
美しい大自然の中に毎日、身をおき、
歩くだけの行為が心を浄化してくれるよう。
当初、とりあえず1回、
スペイン巡礼の道を歩いてみるか、
と軽い気持ちで始めたことですが、
まさか、3年続けて通うとは
自分でも思っていなかった。
今年、200キロ歩いてもまだ、
サンティアゴ・デ・コンポステーラには、
たどり着けない。
そしておそらくゴールを目指し、
この分割巡礼の旅は来年も続くだろう。






4月の日記

サウダージ

 4月はスクール主催で
エレクトリック系のライブをやりました。
いちおう、バンド演奏をメインにしていますが、
クラシックギターのソロやアンサンブルもあり、
ジャンルもポピュラー、ジャズ、ロック、
ブラジルものと多岐にわたります。
場所は日野駅すぐ近くのSoul K。
(ここは、スクールのイベントや
自分のバンドのライブなどで、
時々お世話になっています)
生徒さんのバンドに、
ぼくもヘルプでベースやギターで参加し、
自分のバンドでも数曲、演奏したので、
けっこう出ずっぱりの1日。
ぼくの音楽仲間であるベースの原田さんと、
ドラム・パーカッションの田中さんにも
手伝ってもらいました。
原田さんは、ぼくと同い年で、
普段はとてもシャイですが、演奏がのってくると
セクシーな腰使いとなり、ベースソロも熱く、
そのギャップが素敵だ。
田中さんの音色といえば、
これだけ長年一緒に演奏してきていても、
はあ~美しいなあ・・と、いつも新鮮に
感心してしまいます。
今回も、その秀逸なシンバルやブラシワークを
堪能することができました。

 サンバやボサノバなどのブラジル音楽が
大好きですが、ショーロも演奏が楽しい。
(サンバ、ボサノバ、ショーロ、
どれも2拍子というブラジル音楽の
大きな共通項がある)
ショーロはリオ・デ・ジャネイロの
サロンミュージックが起源とされていて、
ブラジルの国民的作曲家、
ヴィラ・ロボスもショーロや、
ショーロをモチーフにした曲を
たくさんつくっている。
哀愁あるメロディー、複雑なコード進行、
絶妙なオブリガート(サブメロディー)・・・etc。
ショーロをショーロたらしめる要素は
いくつもあるけれど、欠かせない打楽器として
パンディエロがあるだろう。
これは、タンバリンに似た楽器で、
ブラジル音楽特有の2拍子の2拍目に
必ず低音がくるような手順で叩きます。
ぼくも、パンディエロは持っていて一時、
練習していましたが、叩く右手より
持っている左手の方がつらい。
重量がそこそこあるので、
1分も叩けば手首が疲れてしまう。

よほど、鍛練しなければ、ライブで
何曲も叩き続けるなんてできない楽器だ。
田中さんは、このパンディエロの名手でもあり、
この小さな打楽器から信じられないような
低音(スルドのような)を出すことができます。
だから、近年、田中さんと一緒に
ステージにのるときは、ぼくがこのパンディエロを
聴きたいがために、
プログラムの中に、ショーロを1曲は、忍ばせます。
今回は、Jacob Bittencourtの
”Doce de Coco”というショーロを取り上げ、
もちろん美しい曲でしたが、
このパンディエロによって
”目を閉じればここはブラジル・・・”気分を
味わうことができました。
リオ・デ・ジャネイロへは2度、
旅をしたことがあります。
かつて、19世紀後半、
アフリカから連れてこられた奴隷たちが、
ブラジルでサンバという音楽を創造しました。
その底辺には、苦しみや悲しみの川が流れている、
躍動する強烈なリズムをのせて。
空の下のサンバはやがて、そのリズムをそのままに、
ショーロと名を変え、リオのサロンで、
多くの優れたミュージシャンによって磨かれ、
進化していったのです。

 ぼくが、ショーロに抱く感情というのは、
月並みですが、サウダージです。
(サウダージとはポルトガル語で、
哀愁とか郷愁といった意味)
サンバを起源としているから、
一聴すると踊りたくなるような楽しいリズムが
この音楽の主体のように思われますが、
けっしてそれだけではない。
ぼくは、ショーロのあの独特な楽器編成や、
パンディエロの低音を聴いただけで、
胸がキュッと締めつけられるような切なさを
感じます・・・。
 ショーロには膨大なレパートリーがあるので、
これからも今まで演奏していない
名曲を掘り起こして、どんどんステージで
披露していこうと思います。

 2ステージを終え、最後はみんなでセッション!
ある曲の中間部をオープンにして、
アドリブのとれるギタリストは自分の好きなだけ、
入れ代わり立ち代わりで演奏をつないでいきます。
1人でも多くの人に参加してもらいたいので、
難しいコード進行は避け、
ペンタ1発で弾けるものが好ましい。
そして、できれば、誰もが知っているノリのいい曲。
毎回、違った曲をやるので、
この条件をみたすものを探すのは意外に苦労する。
う~む、どうしたものか・・・?
悩みに悩んで、ひらめきました。
今回は”ルパンのテーマ”です。

誰もが知っているし、メロディーにも哀愁漂い、
トリッキーなキメがあってカッコいい。
簡単な曲ではありませんが、
オープンスペース以外は
ホストバンドが担当するので、
アドリブとる人は難しいことを考えず、
忘我の境地でブルースマンよろしく、
キュインキュイーンと
チョーキングすればいいのです!
たくさんのギタリストが、ステージにあがって
パフォーマンスしてくれたので、
おおいに盛り上がって楽しかったです。
さて、これからは秋のクラシック部門の
演奏会準備で忙しくなりそう。

 ライブ&セッションのダイジェスト
(後半、ちょこっとショーロが流れます)

 




3月の日記


トライ&エラー

 この漢字、読めるけど、書けない・・・。
よくあることですね。
昨今では手書きの手紙より
電子メールの利用が多くなったので、
ますますその傾向にあるようです。
メールソフトの方が、親切に候補の漢字を
表示してくれ、そこから選ぶだけなので
自分で調べ、自分の手で書くという作業は
ショートカットできます。
便利といえば便利ですが、
それに頼り切ったり、
あわててメールを打ったりすると、
とんでもない誤字・脱字をしてしまう
可能性もあります。
これは、プレイヤーと楽譜との関係にも、
あてはまります。
かなり経験をつんで演奏の上手な人でも、
「今、あなたは素敵なメロディーを弾いたんだけど、
どんなリズムだったか書いてみて」
と、いってやってもらうと意外と、
あやしいものを書く人が少なくありません。
8分音符のヒゲや臨時記号の位置が
左右逆だったり、休符の形がヘンテコだったり、
4拍子の拍数が足りず、3.5拍子になっていたりと、
いろいろあります。
(これはこれで、個性的でおもしろいものも
あるので、添削していて楽しいのですが・・・)
とくに、書かれたリズム譜(音程なしの音符)での
大きな問題点としては
”音符のもつ長さやスペースを感じていない”
というところです。

 下のリズム譜aとbでは、
どちらの書き方が読みやすいでしょう?


 4/4拍子ですので1小節内の
音符の総量はどちらも正しいのですが、
aはあきらかに音符の持つ長さに
適した配置にはなっていません。
先頭の2分音符に続く4分音符はもっと後の方に
書かなくては、なんだか気持ち悪い。
したがって、bの方が読みやすい。
これは、わかりやすい極端な例ですが、
遠からず、あまり音符を書いたことのない人は、
これに近いようなことを書きます。
音符を書くときは、
自分さえわかればいいというのではなく、
読む人が読みやすくなるものを
心がける必要があります。
 
 今回は、ぼくのスクールでの
リズムトレーニングの流れをお話します。
レッスンでは初期段階から、
リズムトレーニングをみっちりやります。
これは読んで弾けるためのトレーニングです。
まずは、フレーム(3拍子や4拍子)の
周期を正しく理解して、
それぞれの拍を均等に分割できるようにします。
そして、さらにその拍を様々に分割し、
どんな組み合わせでもリズム譜を
素早く読解し、演奏できることを目指します。
なぜ、このようなトレーニングを
重要視するかというと、
言い古された言葉ですが、リズムが音楽をする上での
最も大切な根幹であるからです。
何拍子かを感じてない演奏や、
拍を均等に分割できていない演奏は聴きづらい。
もちろん、イントロや曲の途中で
自由なテンポ(ルバート)になることはありますが、
すべてが、それでは共演者や聴いてくれている人と、
音楽を共有することはできません。
逆に、このような感覚を養っていくと
間違いなく音楽演奏は楽しいものになっていく。
やはり、音楽は楽しくなくては・・・。
そして、楽しむためには、最低限のルールを
知っておく必要があるのです。

 さて、リズム感が養われ、
リズム譜を読む力がついてきたら、
仕上げはヒアリングです。
語学でもディクテーションといって、
語られたことを書きとるという学習法は
効果があるとされています。
レッスンでは、ぼくが音程なしの
リズムを手でたたいて、それをリズム譜に
してもらっています。
これは、本当に最初はみんな、困難なこととみえ、
かなり多くの間違いをおかします。
しかし、これまでの基礎がしっかりしていれば、
訓練さえすれば誰でも、
数週間後にはかなり難しいリズムでも、
容易に紙に書きとることができるようになります。
書きとる力がつくと、
自然に読譜の力はさらに底上げされています。
ここまでくると、
もっと求めてくる生徒さんもいます。
リズムの書き取りに特化していたわけですから、
メロディーを、コードを、ベース音なども
音程付きで書き取れるようになりたいと
言い出すのです。
 楽曲を分析し、楽譜におこすような勉強は、
とてもいいことだと思います。
簡単にネットから楽譜やコード譜が
手に入ってしまう時代だからこそ、
音楽を深く理解したり、それによって自分が
個性的になっていくためには、
むしろ必要なことかもしれません。
そんな生徒さんのために、
毎回、ぼくはテーマを決めて短い曲
(ベース、コード、メロディー、
ドラムの入った)をつくり、
録音したりします。
それを生徒さんのUSBメモリーに
コピーして持ち帰ってもらい
家で楽譜におこす宿題とします。
その曲は全くのオリジナルなので、
ネットをいくら検索しても答えはないのです。
まさに、ゼロから自分で何度も
トライ&エラーを繰り返し、
ゴールにたどり着くしかない。
 ふと湧いた疑問はネットで調べ、
ある程度のことは瞬時に解決できる時代です。
しかし、そうして得た知識は、やや浅い。
試行と失敗を繰り返したものこそ、
本物の知識や血肉になるような気がする。
パフォーマンスや人間に深みをもたらすには、
やはり安易にショートカットの
道ばかりを選ぶのではなく、
時には愚直な遠回りも必要なのかもしれないですね。







2月の日記


スイッチ

 久しぶりに、バイクを買ってしまった。
バイク熱には波があるようで、
無性に乗りたい時期と、
ぱったりとその熱が冷めてしまう時期がある。
ぼくは、これでおそらく、
人生で5台目のバイクを買ったことになる。
うち2台は、近所を買い物や通勤で使うくらいの
原付スクーターだったので、
正直言って、あまり記憶に残っていない。
はじめて本格的に遠出してみたいと思って
中型バイクを手に入れたのが20歳くらい。
たしか、ホンダのVTZ250だった。
しかし、購入から、わずか2週間くらいで、
当時住んでいたマンションの
駐輪場から盗まれてしまい、その後数年間、
ただむなしくローンを払い続ける
月日を重ねることになった
悲しい思い出のバイク・・・。
それ以来、バイクを購入したら、
必ず盗難保険に加入することにしている。
やっと、長期間乗ることができた
愛車との出会いは20代後半。
ヤマハのXJR400というやつで、
ネイキッド(エンジンむき出し)の
バイクでカッコよかった。
年中、よく乗っていたし、
夏ともなればテントや寝袋を積んで、
よく北海道の最果てまで走っていったものだ。
しかし、5、6年もするとなぜか、
徐々にバイクから距離をおくようになり、
今思えば、大きな事故もなく、
まだまだ乗れるバイクだったが、処分してしまった。
その後、またバイクに乗りたい!という欲求は、
ほとんどおとずれることがなく時は過ぎた。
・・・そして10数年経過、何の因果か、
再びバイク乗りに返り咲いてしまった。
今回、またがることになったのが、
スズキのスカイウェイブ250という
ビックスクーター。
250ccといいつつ、とにかく車体がでかくて重い。
サイズは400ccとかわらなく、取り回しに苦労するが
シャープな面構えがなかなかクールで、
シートもソファのような座り心地で運転が楽しい。
重心が低いぶん、風の強い日の高速道路走行も
とても安定しているので、
ロングツーリングなどにも快適だろう。

 ここ2年、連続でスペインを旅している。
それも全長800キロの巡礼の道を分割
(1回2週間)で歩くという旅。
一昨年、去年といずれも200キロ歩いたので、
累計でその半分の400キロを歩いたことになる。
今年も行くつもりだ。
さて、バイク乗りに返り咲いて、
風を感じて高速で移動することに慣れてしまうと、
のろのろと歩いていく旅なんか、
バカバカしくなってしまうのではないだろうか・・・
と、自問自答してみた。
実際、バイクで走りながらそんなことを
考えてみたが、心配はなさそうだ。
頭のスイッチをぽちっと切り替えて、
その状況に適した異なった楽しみ方を
素直にすればいいのだと思い至った。
バイクで、海沿いを走っていたら
ヘルメットの隙間からはいってくる
潮風のにおいを楽しめばいいし、
歩く旅なら、ゆったり流れる景色の中で、
道端の草花なんかに触れることを楽しめばいい。
 ぼくはクラシック音楽の演奏も、
ジャズのような即興演奏も両方好きだ。
例えばバッハなどを一音たりとも変更することなく
楽譜に忠実に弾く時の緊張感から
生まれる美しさもあれば、
ジャズのように最小限のことしか
書かれていない楽譜から、
共演者と即興で音楽を豊かに
ふくらませていく喜びもある。
どちらの方が、価値が高いとか、
芸術的であるかなどと考えても、あまり意味がない。
どちらも、訓練と感受性を要する、
かけがえのない音楽行為であることに
間違いないから。
これは、きっちりと台本通りセリフを喋ることと、
フリートークの関係にも似ている。
台本通りアドリブのないものばかり読んでいると、
フリートークがしたくなるし、
フリートークばかりしていたら、
自分をきっちりした型に当てはめてもみたくなる。
たまに軸足を替えるようなイメージで、
心のバランスを整えているのかもしれない。
 春が近くまでやってきている。
もう少し暖かくなったら、
もう少し遠くへ行ってみよう。






1月の日記

旅のテクニック

 去年、秋に行った
スペイン分割巡礼第2弾のレポートも
旅のページでこつこつ更新してきて、
やっと年明けに完了しました。
旅のレポートは、旅をしながら
記録していた日記をもとに、
帰国してから、ホームページに綴っていきます。
去年も一昨年に引き続き、
2年連続でのスペイン。
初めて訪れる場所などは、
すでにそこに行ったことのある方の
レポートやブログなどの情報がとても役立ちます。
スペインに興味のある方、
巡礼してみたい方の参考にでもなればと、
ぼくも、旅のページをつくってきました。

 このようなレポートを書くのに、
強い味方が、写真です。
もっぱら、最近では専用カメラではなく、
スマートフォン(iPhone)がその役割を
果たすようになりました。
写真を撮りためていくと、もちろん、
それは時系列に忠実な上に、
iPhoneでは、外国でも、撮影時間や
撮影場所が正確に記録されます。
旅を終え、写真を見ながら記憶を
たどる作業をしていると、
とくにこの撮影場所が一瞬で
わかるというのは、便利な機能。
巡礼の旅のように、1日に20~30キロ、
大自然の中を歩くことがほとんどの場合、
場所が異なっても、似た風景を少なからず
撮ってしまうものです。
しかし、どんな山中にいても、その写真が
○○州の○○町付近で
撮影したというのがわかれば、
旅の記憶が、強力に補強されます。

 旅においては便利でありながら、
とても不思議なiPhoneやiPadのアプリがある。
オフライン地図というもの。
ひと昔前までは、海外でのインターネット接続は、
よくwifiルータをレンタルして
持っていったものでしたが、
今ではどこの国でも、公共施設、
レストラン、バル、安宿ですら、
ほとんどwifi設備が備わっている。
だから、宿の予約や、
交通機関の乗り換え・時間などの調べものも、
wifi電波がつながる場所で
ちゃちゃっとやることが、容易になったので
ルータをレンタルする必要はなくなりました。
ぼくは、最近では、
日本を出発する飛行機に乗った時点で、
iPhoneやiPadは機内モード
(接続は無料wifi利用時のみ)にしてしまい、
旅が終わって日本に到着するまで、
そのモードのまま。
これで、海外での通信利用料の
発生の心配が、なくなる。

正直、旅は日常から、
距離をおくためのものだから、
常時、インターネット接続ができる端末などは、
いらない。
メールチェックも1日1回できれば十分だろう。
 唯一、wifi環境外で、
インターネット接続できたらいいなあ、
という場面は旅の途中で、
自分の現在位置がわからなくなったり、
方向感覚を失ってしまった時など。
実際、過去にブルガリアの山中を
レンタカーで走っていて、
迷ってしまい、iPadをインターネット接続し
ナビアプリを20~30分、
利用したことがある。
その時はやむなく、現地の通信キャリアを
利用したために、帰国後の通信料の請求額は
かなりのものだった。
 しかし、事前にオフライン地図というのを
インストールしておけば、
ネット接続していなくても、
地図上に自分の現在位置が表示されるのです。
移動したら、地図上でも自分のポイントが
リアルタイムに移動する。
原理はわからず、不思議なことですが、
とても便利なことには間違いない。
旅を続けていると、お金をかけないための、
いろいろなテクニックも身について
楽しいものです。
さて、第3弾巡礼の旅は、
いつになるだろうか・・・。



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