Locrian ロクリアン


 

 ロクリアンはメジャースケールの
7番目から始まる
教会旋法で1、♭2、♭3、4、♭5、♭6、♭7と
いうきっつい響きのする構成音で
成り立っています。
keyCにすると
C、D♭、E♭、F、G♭、A♭、B♭となります。
(6番目から始まるエオリアンは
ナチュラル・マイナースケールと全く一緒なので、
このギター講座では省略します。)


譜例1


ナチュラル・マイナースケールと比較すると特徴音は
♭2と♭5とわかります。
とくに、♭2は主音と半音関係にあるので、
強烈な個性を放っていますね。

音源1で主和音であるCm7(♭5)に対して、
Cロクリアンがどのように響くか確認してください。


音源1

譜例2

 譜例2はCロクリアンのダイアトニックコードです。


図1

図1は6弦から始まるロクリアンのポジションです。



ロクリアン ハードロック風



 ロクリアンを使ってロック風リフ(譜例3)の上で
アドリブをとってみました。
もちろん、特徴音である
♭2と♭5の音にあたるレ♭とソ♭を
意識して演奏しました。


譜例3


音源2


音源3はカラオケです。
図1を6弦8フレットから弾くと、
Cロクリアンになります。

音源3