日記のページ2020

            


4月の日記


同じ空間


 4月の末、調子の悪かった
パソコンがとうとう立ち上がらなくなり、
急遽、メルカリで中古のWindowsマシンを
買って諸々の再設定。
そんなこんなで、
4月の日記を5月に書いています。
コロナウィルスによる
緊急事態宣言も当初、5/6までとのことでしたが、
1か月ほどの延長となり、
社会の雰囲気は相変わらず、
どんよりと暗く、重たい。

 レッスンは、ほぼオンラインによるものとなりました。
(もちろん、レッスン数自体は、コロナ以降、激減)
それでもこのような時、オンラインで、
対面風に勉強ができるというのは
ありがたいこと。
おかげで、オンラインレッスンと
実際の対面レッスンでの
メリットやデメリットを整理できる
よい機会にも、なりました。(以下)

  メリット  デメリット 
オンラインレッスン  ・場所を選ばない
・対面レッスンより
 お互いのスケジュールを
 合わせやすい 

・タイムラグにより
 アンサンブルできない※
・通信状態が悪いと
 音がとぎれたりする
・生徒さんの身体の緊張状態が
 把握しづらい
対面レッスン  ・アンサンブルできる
・生徒さんの身体の状態が
 目視できるので
 アドバイスしやすい
・アドリブ的にレッスンを
 進行しやすい
・場所が必要
・オンラインレッスンよりお互いの
 スケジュールを合わせるなが
 少し難しい

※現在、タイムラグのほとんどない
セッション用アプリなどもありますが、
オーディオインターフェイスが必要だったり、
マシンパワーや通信環境が
ある一定水準以上求められたり、
設定が複雑だったりと、レッスンに
導入するにはまだ敷居が高い。

 オンラインレッスンと
対面レッスンの大きな相違点は
もちろん、お互いが同じ場所にいるか、
いないか。
対面レッスンのよいところは学ぶ側、
指導する側が同じ空間に身を
置くことによって、
目に見えない気のようなものの交流が
起こることです。
まさに、音楽(音)というのは、空気の振動。
楽器から発せられた音が、空気を振動させ直接、
耳に届く感動は大きい。
オンラインの利点も多いですが、
やはり音が発せられてから
相手の耳に届くまでに
インターネット回線を介するので
なにか、その途中、
大切なものがそぎ落とされてしまうような気がします。
スポーツ、武道、芸能、音楽などの本質を高めるには
やはり師匠と同じ空気を吸い、
気をもらい、技を盗む必要がある。
しかし、これから、
ますますオンラインでの教育システムは
重要になってくるでしょう。
うまく、お互いの利点を活かし
オンラインレッスンと対面レッスンが
共存する世の中になるとよいと思います。
はやく、事態が収束しますように。
個人的には、対面レッスンが
やりたくて欲求不満状態ですが・・・。





3月の日記

緊張・・・


 この日記を書いている3月下旬。
新型コロナウィルスの世界的拡大の収束の兆しが
なかなか見えません。
4/11に、ぼくが企画していたスクールライブも
社会情勢、参加者からの意見などを鑑み、
5/16に延期しました。
やはり、中止にはしたくない。
フリーでイベント業をやっている生徒さんとも
お話しましたが、本当にたいへんな時期。
イベントが中止されれば、
収入が絶たれるわけですから。

ぼくもフリーランスですから、もちろん
このような社会不安の影響を大きく受けます。
外出自粛を要請しても、
その保証案を何も示せない
日本の政治にも暗澹たる思いがあります。

 でも、人の優しさという救いもあります。
ライブを延期するといっても、
出演予定の生徒さんたちは、
前向きに引き続き参加表明してくれ、
様々な協力もしてくれます。
ありがたいことです。
また、去年、スペイン巡礼の旅で
知り合いになった
コロンビア人のファビオ夫妻からも
ぼくを心配してくれ、
テレビ電話をかけてきてくれました。
今のスマートフォンの画面はけっこう大きいので
表情がよくわかり、二人とも元気そうで何より。
ただ、メールだったら、なんとでも書けるんですが、
リアルタイムのテレビ電話というのは
なかなか緊張します。
なにしろ、普段はほとんど
スペイン語を使わないから・・・。
彼らの住む南米にも感染者がでていますが、
温かく思いやりのある会話ができました。


このような時期ですが、
はやく事態の出口が見えることを祈りつつ、
ネガティブにならず、
今できる仕事を一生懸命やっていきたいと
思います。



2月の日記


電子書籍、販売開始!

 アマゾンから「ギターと歩いた800キロ 
分割巡礼の旅」が出版されました。


 去年秋、足かけ4年の
スペイン分割巡礼を歩き切りました。
全800キロを歩くのに要した日数は35日。
この旅を終えたら、分割だった記録を1つに
まとめて電子書籍にしようと考えていたので、
それを実行に移しました。
いやあ、これが、というかこっちの方が
たいへんな道のりだったような・・・。

 何がたいへんだったかというと、
初めてのことだから
知らないことだらけに加え、
すべてを1人でやらなくては、
ならなかったこと。
ネットで販売するというゴールは、
設定していましたが、
原稿を書くソフト、それを電子書籍の
ファイル形式に変換するソフトは、
複数、存在するので、まずはその選択から。

電子書籍出版の方法を、
解説したそれこそ電子書籍は
たくさんあったので、それらをずいぶん
読みました。
ただ、解説書を読んでも、
出版までのプロセスにおいて、
著者それぞれのパソコン環境は異なるので、
自分に当てはまらないことも多いのです。
たくさんの問題にぶち当たり、
その都度、解説書を何冊も読み漁ったり、
ネット記事やユーチューブ動画を検索して
なんとか解決方法を、
自力で見つけ出していきました。
まさに、気の遠くなるような道のりとは、
このこと。

 愉快で心優しい巡礼者との交流、
スペインの大自然、スペインの美味しいもの、
巡礼のコツ・アドバイスなどを
綴りました。(写真も多数)
スペインや巡礼に興味のある人、
旅や美味しいものが好きな人、
事情があって旅に出られない人のために。

購入ページはこちら





1月の日記


イワシは庶民の味方


 久しぶりに体温計が39.6度を示すような
大きな風邪を、ひいてしまいました。
はじめは、なんだか歯が痛い。
それも、局所的な痛みではなく、ぼわっと
右側の歯全体に鈍痛が続いていました。
おそらく、体が弱っていたので、何かのウィルスが
歯の方にも回ってしまったのでしょう。
ぼくは、少々の風邪の症状があっても、
最終的には、自分が風邪であるかはどうかは、
自分の認識だと思っています。
同じ症状でも、風邪だとあきらめた時点で、風邪だし、
風邪じゃないと信じたら風邪じゃない・・・。

(もちろん、人に移さないないよう気はつけます)
今回は、歯痛がひどく、だるさもやってきて
とうとうこれは、風邪と認めざるをえませんでした。
歯痛は、広範囲で、
固形物を噛めない状態だったので、
はやくこの痛みだけはなんとかしたいと思い、
数年ぶりに近所の病院に行きました。
診察の結果は、
今流行りのインフルエンザではなく、風邪。
念のための血液検査でも、異常はなし。
痛み止めの抗生物質をもらい、
2日ほど寝ていたら元気になりました。

 この床に臥せっている間にちょっと心配だったのが
1週間後に予定していたスクールでの
サロンコンサート。
毎回、ぼく自身ソロや、
生徒さんとのアンサンブルをやりますが、
あまりハードな曲をやらなければ乗り気切れるでしょう。
実は演奏より、たいへんなのは料理・・・。
ぼくが、好きでやっているのですが、
いつもだいたい10数人分を10種類以上、
用意するようにしています。
お世辞でも美味しいと言ってもらえたり、

出した料理の皿が空になっているのを
見るのは嬉しいものだからついつい。
煮物などの、長時間かけて
味を染み込ませたいものは、2日前から
仕込みを始めます。

魚や、野菜はなるべく旬のものを選んで
献立を組み立てます。

 
 パエリアはサロンコンサートの定番

 魚について。
スーパーに行くと、いろんな魚やタコ、イカなど、
どれも高いなあ・・・、と感じることが多く、
最近ではサンマも高級魚になりつつある。
しかし、安定して安いのがイワシ!
イワシはDHAやEPAを多く含む健康にとって
優れた食材でもあります。
今回のサロンコンサートでもイワシが安価に
出回る時期だったので
これを使わない手はない。
ワインのつまみにピッタリのマリネを作りました。
マリネとは生魚、生肉や揚げた魚などを、
酢・塩・オイル・ワインに
香味野菜や香辛料を加えた汁に
漬ける料理のことです。


イワシのマリネ

1、イワシを焼く
 イワシは頭と内蔵をとったものを、
開いて水で洗う。
水分をキッチンペーパーで拭き、
塩をふり30分くらい常温で放置。
フライパンにオリーブをオイルを入れ、
スライスのニンニクを投入し、
オイルに香りを移す。
先程のイワシに片栗粉をまぶし、
まずは皮目からそして両面、じっくり焼く。



2、マリネ液をつくる
 ワインビネガー、穀物酢、
砂糖(沖縄の黒糖がいい)を平たいバットで合わせる。

3、イワシとマリネ液の合体
 焼き上がったイワシを熱いうちに
素早くバットに敷き詰める。

4、野菜をトッピング
 玉ねぎは薄くスライスし、しばらく水に浸す。
ピーマンは種をとり(ヘタ部分を包丁で切って、
種をスプーンで取り出すとよい)、
薄い輪切りに。
トマト、ゆず(皮はむく)を小さめの角切りに。
イワシの敷き詰められたバットに
これら野菜をのせていく。
最後にケーパーを少々、胡椒、バジルををふり、
ゆずのしぼり汁をかける。
やはり、ゆずやレモンなどのフレッシュな
柑橘果汁を加えることによって
マリネは数段グレードアップします。
 これを一晩、冷蔵庫で寝かせると、
素敵な一品となります。



 今回は料理のお話でした。





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